基本方針
- 安心して検査を受けていただけるよう説明し、安全に配慮いたします。
- 適正な放射線管理を行い被ばく線量の低減に努めます。
- 自己研鑚に努め知識や技術の向上が患者様へのサービスの向上に繋がりますよう努めます。
ご案内
放射線科では、担当医師の指示のもと胸部撮影や骨などの一般撮影や、MRI検査(磁気共鳴断層撮影) CT検査(コンピューター断層撮影)消化管撮影 泌尿器撮影 骨密度測定などの検査を行い診断に最適な画像を提供出来るように努めております。
また、休日や祭日を問わず24時間つねに診療放射線技師が待機しておりますので救急時にも安心して検査を受ける事が出来ます。
設備紹介
医療用画像管理システム(PACS)
一般撮影、透視撮影装置,CT,MRIといった画像撮影装置から受信した画像データを保管、閲覧、管理することができ、超音波、内視鏡といった非放射線機器の画像についても一元管理することができます。
これにより、院内業務の効率を向上させることが可能になり、過去に撮影した画像との比較に患者様をお待たせすることなく行う事が出来ます。
そして当院と他医療機関で記録媒体(CD-Rなど)を使い患者様の画像情報を共有する事が出来ます。
MRI装置
磁場の中で共鳴した体内の水素原子核からの電波を受信し画像化する診断装置です。
当院の装置はオープン型ですので、開放した空間で検査が受けられ、圧迫感が少なく狭いところが苦手な方にも配慮されています。
マルチスライスCT装置
2023年4月阪神地区で初導入の機器です。
マルチスライスCT撮影装置は、最新の80列マルチスライスCTスキャナを導入致しました。高速回転しながら1度に80枚の輪切り画像を収集することができ、短時間ながらも広範囲の撮影が実現します。AI(ディープラーニング)を応用した画像再構成技術を搭載し、被ばく低減と画質向上を両立出来るようになりました。開口径800mmを確保しているため、圧迫感なくリラックスした状態で検査を受けていただけます。
X線テレビ装置
従来のX線テレビ装置は胃や大腸の消化管検査をすることが主でした。この装置では、X線を受ける検出器が平面検出器(FPD)と呼ばれるものに変わり、大きな視野(17×14インチ)の透視撮影が可能となったため、泌尿器検査や整形外科領域まで撮影が可能となりました。
また断続的にX線を照射するパルス透視を使用することによって、透視による被ばくを大幅に低減できるようになりました。
X線骨密度測定装置
当院のX線骨密度測定装置は、DXA方式(二重X線吸収法)といわれ、2種類の異なるエネルギーのX線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定し高い精度の検査を行っています。
さらに一般的には一つの部位(手関節やかかとや腰椎のみ)で測定していますが、この装置は腰椎以外に大腿骨も測定し、従来の方法より正確な結果を得る事が出来ます。
外科用X線テレビ装置
外科用X線テレビ装置は、外科や整形外科の手術専用として使用するための装置です。
こちらの機種は、高水準フィルタ処理等により、手術中に高精細なX線画像を観察することができます。また、パルス透視により画質を保ちながら効率よく被ばくを低減でき、低被ばくと高画質の両立を実現し、患者様の安全かつ正確な手術に活躍しています。
スタッフからの一言
放射線検査はすべて放射線被ばくをともないますが、患者様への被ばくを最小限に抑えられるように、医師、診療放射線技師が検査ごとに検討し撮影しております。
体への影響を考慮しなければいけないほどの被ばく線量になることはありませんが、他院でのエックス線撮影と重なったりし、不安などある場合はいつでも放射線科スタッフまでご相談ください。
妊娠中もしくは可能性のある方は、必ず医師、スタッフに申し出てください。