中堅者育成コース研修は４年前より通年行われており、自主的参加で内容はアクティブラーニングや講義等で多彩です。１年間学ぶ中でモチベーションアップや自己を見つめ直すきっかけにもなりました。
 
今回は看護師のための社会福祉として介護保険法と社会資源について看護部長より講義を受けました。退院支援について学びたいと思っていたので、講義は大変興味深く、実践に生かせる内容でとても勉強になりました。
 
介護保険サービスの利用には要介護認定が必要となります。
講義では介護保険サービスを利用するまでの流れや具体的なサービスの概要等を学びました。
 
原則「第１号被保険者である65歳以上」の方が対象となりますが、加齢によって生じる16種類の「特定疾病」と診断された場合は「第２号保険者である40歳以上65歳未満」の方でも介護保険サービスを利用することが出来ます。
 
病院には外来で通院が必要となる患者さまや入院治療が必要な患者さまが来院されます。若くても介護が必要となる病気を抱えている患者さまやご家族へ、介護サービスを利用するために必要な情報を提供するべく、どのようにアプローチするか、今回の講義で得た知識をもとに看護実践の場でも生かしていきたいと思います。
 
また、入院される方には高齢の患者さま、一人暮らしの患者さまなど事情は様々です。
そうした患者さまに退院後の生活の不安を取り除き、安心して退院を迎えて頂きたいと考えて日々看護をしています。
 
患者さまを取り巻く方たちと一緒に考え、必要な支援を提供していくのが看護師の役目であると思っています。介護保険制度は難しくすべての内容を理解するのはまだまだ勉強が必要ですが、講義内容をもとに知識の向上に努めていきたいと思います。
 

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